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頻脈性不整脈の治療で、前回はカテーテールアブレーション
について書きましたが、他には植込み型除細動器というもの
があります。
まあ、頻脈というよりも心室細動や心室頻拍などの命に関わる
不整脈の経験者の方や、その可能性の高い人に適用します。
かなり辛い症状の可能性のある方への治療器具ですから
私自身もすこし気が重くなります。
この治療を受け入れること自体勇気がいることだとは
思いますが、命に関わる不整脈ですかし、その効果は
他の治療と比較しても非常に高いと言われています。
さて、植込み型除細動器の機能ですが、例えば心室細動
が起きた時に、それを自動的に感知して適切な電気ショ
ックを与え、拍動を正常な状態に戻します。
ただ、電気ショックの際には植え込んでいる本人も
強いショックを受けることになります。
これを簡単に説明すると、ここのところ様々な施設や
駅・空港などに続々と設置されているAEDというもの
を聞いた事があると思います。
AEDすなわち体外式自動除細動器です。
極端な言い方かもしれませんが、このAEDを体内に
植え込んだ状態と考えていただければ分かりやすい
かもしれません。
もちろん、植込み型除細動器は他にも様々に自動化
された適切な治療を行う機能が備わっています。
ちなみに、ペースメーカーの20グラム程度の大きさ
と違い、植込み型除細動器は100グラム程度と機械
自体は大柄となります。
また、電池式ですので、その発作の頻度によって交換
の時期は個人個人でことなります。
命に関わる不整脈に対しても、この植込み型除細動器
のような機械が一般的な治療器具として普及している事
は、良い事なのではと個人的に思います。